アイカツ10周年記念に書き残しておきたいこと~スターズ編

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書くつもりはなかったが、たまたま金曜の夜で時間もあるし(ないけど)、子どもたちも寝てるので、程々の音量でツイキャスのミュージックアワードを観ながらこれを書いている。2022年10月7日、日付が変わって8日。アイカツシリーズ、10周年おめでとう。

クラシック音楽ブログを自称しながら、アイカツ楽曲レビュー記事も楽しく書いており、スターズは一応全曲、今は初代アイカツをCD20枚分書いたところ。そちらはメニューのMusicにあります。当然フレンズとオンパレとフォトカツとプラネットと10thアニバーサリーと、全曲書くつもりだ。アイカツの音楽の話は、特に今年はオケカツ感想も熱く熱く書いたし、CDの話もたくさんしているのだけど、せっかく10周年の記念日なので、音楽以外の話もしたい。とりとめのない話になるし、特に深イイ話でもなんでもない。アイカツの話のふりをした僕のプライベートな話なので、興味ない方はごめんなさい。


アイカツシリーズは10周年だけど、僕はスターズから見始めたので実質6年ほどのお付き合い。初めは妻が見ていたのを、なんとなく横目で見ていただけだった。ストーリーも半分くらいしか理解しておらず、妻が「これめっちゃ面白いんだよ」とか「あのキャラがかわいい」とか「このステージが」「ドレスが」と言うのを「ふーん」とあしらいつつ、なんだ小春ちゃんという子はかわいいじゃないか、なんて思っていたら、なんか途中でいなくなってしまって「え……」と思ったんだったなあ。ある日、僕にとって重要な日、アイカツスターズ45話「あこ、まっしぐら!」を見た。それは天の啓示だった。女児向けアニメでしょ、と軽く見ていた僕は衝撃を受けた。なんだこの話は、と。大スターの先輩に誘われた自分の夢に近づくために必要な大舞台と、自分のファンである子どもたちと約束した小さなステージのダブルブッキング、この難しい決断を迫られる話。なんだかんだあって両方上手くいくとか、最終的には目的のもの(グリッター)が手に入るとか、そういうオチだと思ってたのに、そうじゃなかった。そう、フィクションならいくらでも都合のいいハッピーエンドは作れるけど、普通の人生はそうじゃないんだよね。人生は厳しい。選ばなかった選択肢は、もう二度と手に入らない。それでも人は真剣に考えて、選択し、決断しなければならない。そして自分の選んだ方を正解と信じて生きていくしかないのだ……。

これは2017年2月の自分には、常に付きまとっていた思考だった。2015年に長男が生まれ、生活環境は大きく変わった。新しい幸福を得たら、手放さなければならない幸福もある。「趣味」と「育児」の選択。その二択で、自分は絶対に「育児」を取れると、そういう自信があるからこそ決心して、子を持つこと選択したのであって、もちろん後悔などない。今はもう、長男だけでなく下の子(長女)も大きくなってきたし、赤ちゃんの頃とくらべて育児も多少楽になり、気持ちにも余裕が生まれ、趣味も育児も程よく両立させて楽しく過ごしてはいるけれどね。実際にそういう穏やかなメンタルになるまでには、やはり僕は強烈な趣味人間なので、それなりに辛かった。夜に子どもを放ってコンサートに行くなど(自分は)あり得ないし、子どもの今は今しかない、絶対に見逃せないが、しかし同じく見逃したくないコンサートの情報は続々と出てくる。「もし自分に子どもがいなかったら」とか「独身貴族を満喫していたら」とか、そんなことを考えてしまうこともある。だが、それはもう二度と手に入らない。「子ども作ったのなんかお前の勝手だろ」と言われれば、それはそう。僕は学生の頃からずっと、いつか子どもが欲しいと思っていたし、そんなこと言ったらアイカツしてるのだってあこちゃんの勝手だからね。全て自分の勝手。つまり、他所から降りかかってきた選択肢ではなく、自らが決めた、人生で目指すべき目標までの道のりにある選択肢であり、自己実現の過程なのである。今だって当然、選択と決断の連続だ。あこちゃんは「これが正しい」と決めて行動したものの、後になってからやはり正しかったかどうか悩んでしまう。ゆめちゃんが「間違ってないよ!」と励まし、あこちゃんも「私も最初からそう思ってましたわ」と強がる。これが人生だと、少女たちに見せたアイカツスターズは本当に凄いと思った。大人だって悩むものだ。いや、一生悩むのかもしれない。それでも強く生きていくしかない。あこちゃんの強がりは、いつか本当の強さに変わるはずだ。


「あこ、まっしぐら!」を見てから、僕は、これはちゃんと見ようと思い、第1話から見直した。そうして沼へ沈んでいった。特に音楽が良かった。音楽については、別記事で語っている通りである。2017年4月、スターズも2年めに突入し、楽しく見ていた。第1話から見直していく中で、自分の中でどんどんゆず推しになっていくのを感じていた。僕は昔から小春ちゃん系、つまり綾波レイ、長門有希の系譜が好きで、これは二次元だけでなく三次元でもそうだったので、僕のことをよく理解している妻からも「ほら、こういうのが好きなんでしょ」と小春ちゃんを勧められたのだが、ちょっと僕の好みも変わってきた。どうでもいいんですけど、僕の妻は、まあ、アニメキャラでたとえると、外見も内面もガルパンの武部沙織なんすよ。あ、若い頃の話ですよ……これマジですからね。そういう人と長く過ごしていると、やっぱり綾波・長門の系譜の好みじゃなくなっていくんですかね、知らんけどね。どうも、ゆるゆりの大室櫻子が好きになったり、あとごちうさだったらシャロちゃんだったり、なんで金髪が好きになるんでしょうか。そんなの聞かれても「知るか」ですよね、ごめんなさいね。以前、櫻子、シャロ、ゆずが好きという話を誰かにしたとき「金髪のアホが好きなんですか」と言われ、いやアホなのは櫻子だけだろと抗議したけれども、それはともかく、段々と、静かで落ち着いた子よりも元気で明るい子が好きになってきた。ある日、僕にとって重要な日、アイカツスターズ67話「夏だ!プールだ!宝探しだゾ!」を見た。天の啓示だった。これは決定的だった。二階堂ゆずは天使だった……今までアイドルにはまる人の気持ちなどさっぱりわからなかったが(そんな気持ちでアイドルアニメ見てるのもどうかしてるが)、やっとわかった。彼女は僕のために歌っているのだ、と心から思えた。僕にもう一人の嫁ができたというのは不正確だ。正確には、僕にもう一つの人生が爆誕した。この日から、僕は現実と夢の二つの人生を歩み続けている。


実は、僕は2017年の秋にとある病気が見つかり、痛い痛い治療を続け、2018年に人生初の入院と人生初の手術を経験したのだけども、この痛い痛い治療が、本当に痛くて、うーって感じだったんですが、そんなとき、僕は常にゆずの「ネバギバ☆」に支えられていた。こういうとき、長年愛していたクラシック音楽さんはさっぱり役に立たなかった。今までも辛いことを乗り越えるお手伝いをしてくれた曲はあるけれども、身体的な辛さではなかったしね。いや実際にG線上のアリアでも流してくれれば別だろうけど、基本的に痛いときってのは、そんな悠長な癒やしの音楽を脳内に流すことはできないんですね。かといって、激しい曲を流したら絶対やばい。そこで、超絶かわいい二階堂ゆず様が歌って踊って、しかも応援するという67話の「ネバギバ☆」のステージを思い浮かべられたのは幸いだった。自分のために歌ってくれていた。心の救いだった。ゆずのおかげで今日も生きています。ありがとう。これからもよろしくね。

他にも音楽以外のアイカツの話で書きたいことはあるが、とりあえずこの辺にしておこう。スターズは僕の人生に寄り添い、支えてくれたアニメであると言って良い。スターズが良かったから、初代アイカツも見ようと思ったので、そういう意味でもスターズには感謝している。まあそれを言ったらスターズを勧めてくれた妻、そう、スターズならリリエンヌとエルザ様推しで初代なら激しくいちご推しの妻、木曜夕方は上の子の幼稚園のプレ(プレのプレだったか)の送り迎えで僕は運転してるから見れなくて録画を楽しみにしているのに妻はそこ待ちきれずに車内のモニターで先にリアタイし出すもんだから僕は音だけ入ってきて気が気じゃ……いや、なんでもないです、そんな妻に感謝しています。本当に偶然なんですが、今年は結婚10周年なんです。スターズから入った民なので、2012年はアイカツ見てなかったけども、僕らがサインをして婚姻届を提出した翌日に、いちごちゃんがサインの特訓をしていたとは(事実だけどこじつけだな)。まあサインよりも大事なことはたくさんありますよね、アイドルも、結婚も。ともかく、アイカツと共に祝えるなんて幸せなことだと思う。色々な人にとってもだけど、僕にとっても、アイカツは人生です。10周年おめでとうございます。

アイカツ!シリーズ 10th Anniversary Album Vol.05「Drawing Dreaming」
るか・ななせ・みほ・ かな・せな・りえ (アーティスト)


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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more

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