アイカツプラネット！のCDについて語る　その1

【序文】
このブログは基本的にはクラシック音楽について語るブログだが、どうしても記しておきたいと思うに至ったものについては、ここに記録して残しておこう。アイカツスターズ！の曲紹介記事を2017～2018年に書き始めてから、2020～2023年にアイカツ！&未来へのSTARWAY、2023～2024年にアイカツフレンズ！を書き、2024年にアイカツオンパレード！を書き終え、ついにプラネットに着陸。フォトカツと10th Anniversary Albumも書いて全曲制覇するマンになりたい！と、なりたい私へミラーインすべく、今日も書く。過去記事はメニューのAikatsuページをどうぞ。なお、前提として、僕はクラシック音楽オタクではあるがアニソンオタクでもないし、アニメオタクでもないと思っている。ネット上の他記事と内容かぶったらゴメンナサイ。あ、ネタバレ注意。

テレビ番組『アイカツプラネット！』OP/EDテーマシングル　Bloomy＊スマイル/キラリ☆パーティ♪タイム

1．Bloomy＊スマイル
作詞：磯谷佳江　作曲：小野貴光　編曲：玉木千尋　歌：舞桜・るり・響子・栞 from STARRY PLANET☆
2．キラリ☆パーティ♪タイム
作詞：PA-NON　作曲・編曲：庄田ｹﾞｹﾞｹﾞ（サウンドスクランブル）　歌：STARRY PLANET☆
3．HAPPY∞アイカツ！
作詞：磯谷佳江　作曲：小野貴光　編曲：玉木千尋　歌：STARRY PLANET☆
4．HAPPY∞アイカツ！
歌：明咲 from STARRY PLANET☆
5．HAPPY∞アイカツ！
歌：舞桜・愛弓 from STARRY PLANET☆
6．HAPPY∞アイカツ！
歌：舞桜・るり from STARRY PLANET☆
7．Bloomy＊スマイル
歌：舞桜・るり from STARRY PLANET☆

アイカツシリーズ初となる『実写×アニメ×CG』で構成されるアイカツプラネット。世の中はコロナ禍真っ最中、本当に様々な制限の中で、運営側だって色んな悔しい思いをしただろうが、それでも、苦しむことの多い世情の中で多くの人に笑顔を咲かせてくれた番組だったと思う。そんなプラネットのOP/ED盤。上に貼った画像は「アイカツプラネット！盤」で、ジャケと特典違いの「STARRY PLANET☆盤」もある。

Bloomy＊スマイル
アイカツプラネット！のオープニングで、舞桜(ハナ/演:伊達花彩)・るり(ルリ/演:小椋梨央)・響子(ビート/演:長尾寧音)・栞(シオリ/演:渡邊璃音)が歌っている。とても良い曲だ。キャッチーだし、サウンドも明るく、程よいアップテンポでライブに応えうる音楽。コロナ禍でなければライブも沢山できたんだろうなと想像してしまう。作曲の小野さんはアイドル曲多数の手練れ、さすがだ。イントロから明るいブラスが元気良くて爽やか。管や弦の音源も微妙にチープだが、全体的に音の層が厚いので悪目立ちしないし、音数の少ないAメロも、ヴォーカルが短く入れ替わるのでそちらに耳が(ライブなら目も)行くからオケオケオッケー。このヴォーカルもね、良いんですよ、みんなかわいいし、特に栞ね、あ、僕のプラネットの推しですけども、いやあ、もう、たまらんっすね。このレベルの初々しさは、演者の場数がそれなりにある歌唱担当制だったアイカツシリーズではなかなか味わえず、フレンズ序盤くらいでしか聞かれないんだけど、それを上回る味わいと言えよう。10thのライブも栞ちゃん最高だったね。まあこういう気持ち悪いおじさんの見方は置いとくとして、楽曲のクオリティは非常に高いし、プラネットは全体的に高品質な楽曲が多いと思う。アニメから実写になって拒絶反応を示すオタクも多かったし、変化を嫌うオタクの気持ちも僕だってわかるけれども、特にアイカツの核とも言える「音楽」に関して言えば、僕個人としては良い方向への変化だったので歓迎できた。スターズからフレンズに変わったときの音楽の変化は嬉しくなかったという話を過去にブログで書いてきたけども、プラネットが始まる際には、これは音楽も期待できるぞと、ワクワクさせてくれた。曲名のアスタリスクは信頼の証！

キラリ☆パーティ♪タイム
プラネットのエンディング曲。歌はSTARRY PLANET☆全員で歌っている。音羽舞桜/ハナ(演:伊達花彩)、珠樹るり/ルリ(演:小椋梨央)、月城愛弓/キューピット(演:瑞季)、梅小路響子/ビート(演:長尾寧音)、本谷栞/シオリ(演:渡邊璃音)、栗六杏/アン(演:エイミー)、陽明咲/ローズ(演:宇野愛海)、糸井紗良/サラ(演:羽野瑠華)の8人。いやはや素晴らしい傑作、なんだこの曲は、なぜ誕生日を祝っているんだ(笑)　まるでLovely Party Collectionだね。歌詞の面白さもさることながら、音楽が絶妙。まずリズムが良い、跳ね上がるようなウキウキ感だ。作曲は庄田ｹﾞｹﾞｹﾞ、変わった名前で気になるね、検索したら元ドラマーだそうで、良いリズム感覚してるなあ！　リズムの愉しさはラップ調のヴォーカルにも活かされている。みんな可愛いラップ。オケの音色も凝っていて、スティールパンはイントロからずっと楽しいし、ハウスっぽいピアノはアイカツのフアンならMove on now!を思い出す。Bメロ、三連符のラップが本当に可愛いんだけど、裏でしっかりめにギロがｼﾞｨｰって鳴っているもめっちゃウケる。なんでギロなんだよ。8人でバースデーパーティーをやってるのを想像してみよう、誰だ、ギロ持ってるのは……伊達王だろうなあ。打楽器が楽しいのは打楽器好きな僕には嬉しい。暴れるティンバレスも、キレのあるカスタネットも、アイドルのみんなが楽しく叩いてパーティーしてる様子が目に浮かぶ。他にも音色の種類が多くて本当に楽しい、それがリズム良く繰り出される、良いねえ。謎のウー！まで入ってる。ジョニーかよ。って。なんでもござれの愉快なパーティータイム、踊りたくっちゃうわ。こういうクオリティの高い音楽がある限り、アイカツは生き残るでしょう。アイカツ界のサバイバルダンス、WowWowWowWow、YeahYeahYeahYeah！

survival dAnce ’no no cry more’
TRF

HAPPY∞アイカツ！
アイカツのアンセム、アイドル活動！やLet’s アイカツ！、アイカツ☆ステップ、アイカツフレンズ！の系譜に、プラネットの「HAPPY∞アイカツ！」も名を連ねる。その中で最も激しいロック調で、そういう意味では原典たる「アイドル活動！」に近い。シンプルなリズムながらエモいメロディに、しっかり鳴るギターロック、ギターソロもカッコいいし、ドラムも激しいフィルインを見せる。熱いぜ。これも上述のSTARRY PLANET☆の全員、8人で歌っているが、トラックリストにある通り、歌唱違いで多くのバージョンがある。各々推しの歌をたっぷり堪能しましょう。非の打ち所がないと語ることもなくて、逆に気に入らない方がたくさん語ってるのも我ながらどうなんだと、自分でツッコミを入れてしまうが、ともあれ言う事無しに良い曲だと思う。コード進行がちょびっとだけBasket Caseみたいだよね。別にHAPPY∞アイカツ！がパンクっぽいというのではないけど、パンクのようにみなぎるパワー、突き抜けていく強さがある音楽だ。なお、作曲の小野さんが狙ったのか、偉い人から指示があったのか全く事情は知らないけど、きちんと出だし(サビ)の入りはアイカツのライトモチーフ(石濱翔フレーズ)を踏襲している。ココロの羽広げる、SHINING∞ライン！

MY STARWAY、石濱翔フレーズ炸裂で歌い出しから感涙😭SHINING LINE*、KIRA☆Power、AIKATSU GENERATION、ダイヤモンドハッピーのサビ(ステージver.の頭)はキーは違えど全てこれ。もはやアイカツの固定楽想。歌詞も最高、語ると長くなるしまだOPsizeだけなので、いずれブログで😊#aikatsu#aikatsu10th pic.twitter.com/ACD65EzCkT

— ボクノオンガク (@bokunoongaku) July 17, 2022

Basket Case
Green Day

「Bloomy*スマイル/キラリ☆パーティ♪タイム」【アイカツプラネット! 盤】
ＳＴＡＲＲＹ　ＰＬＡＮＥＴ☆