アイカツ!のCDについて語る その22

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【序文】
このブログは基本的にはクラシック音楽について語るブログだが、どうしても記しておきたいと思うに至ったものについては、ここに記録して残しておこう。つまり、アニメ「アイカツ!」の音楽はそれほどに素晴らしい音楽であることは保証したい。ポップミュージックの進化の歴史の最先端は常にアニソンなのだ。なお、前提として、僕はクラシック音楽オタクではあるがアニソンオタクでもないし、アニメオタクでもないと思っている。実はスターズから見始めたにわかなので、スターズ曲紹介記事を2017~2018年に書いてから、2020年、この無印アイカツ曲紹介を書き始めた。スターズ曲と違ってネット上でも紹介記事は多いので、内容かぶったらゴメンナサイ。あ、ネタバレ注意。


いよいよ初代アイカツのOP/EDとしてはラストのCDに。帯にはOPの歌詞が抜粋して書かれている。「つながる空に つなげる希望 確かな輝きで――」と、ここだけで既に泣けてくる。ジャケットの制服ルミナス3人も躍動感があって大変かわいい。


『アイカツ!』4thシーズンOPEDテーマシングル START DASH SENSATION/lucky train!
01 START DASH SENSATION
歌:るか・もな・みき from AIKATSU☆STARS!
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:石濱 翔(MONACA)
02 lucky train!
歌:もな・るか・みき from AIKATSU☆STARS!
作詞:只野菜摘 作曲:中野領太
編曲:Integral Clover(agehasprings)



START DASH SENSATION
アイカツ4年め、最後のオープニング曲は作詞こだまさおり、作編曲石濱翔と盤石の布陣。CDでは歌はあかり(歌唱担当るか)、スミレ(歌唱担当もな)、ひなき(歌唱担当みき)だが、本編ではあかりソロのイメージ。177話、そりゃ鳩も飛ぶわ、という圧巻のステージである。この辺の話について語るとそれだけで終わりそうなで省略するが、あかりソロverはコンプリートBOXや配信で聴けるのでぜひ。SHINING LINE*の記事でも触れた通り、アニソンっぽくない曲も多いアイカツ楽曲の中で最もアニソンらしい曲、という印象。アイカツOPの変遷を再度確認すると、変化球スカEDM本質ジャズ渋谷系→王道アニソンと、やはり最後が王道ってのが良い。曲の始まりの美しいピアノの音色、この数音でもう胸が躍る。すぐに「今日が生まれ変わるセンセーション」という詞のコアから始まるヴォーカル、そこにストリングスの速いパッセージが否応なくテンションを上げる。ここまでのコード進行もしっかりエモい。イントロ前半、完成度高い。イントロ後半からはもう波に乗って、2010年代アニソンかくあるべしという風格。切れのあるシンコペーションのストリングス旋律、小気味良いドラム、よく遊びよく支えるベース、素晴らしい。サビの、あのハンドクラップの入れやすさもよく出来ている。Dメロ(Cメロとも言う)の雰囲気が「君の知らない物語」のようで好き、実はコピー経験があるので(当方ピアノ)すぐ連想してしまう。まあsupercellも現代アニソンらしさの塊みたいなとこあるしね。こういう音楽性を「現代アニソン」とくくることの良し悪しはともかく、おそらく水樹奈々あたりがパイオニアで、そこから十余年続く日本の音楽文化になっているの、非常に面白い現象である。長生きするとこれがガラッと変わるパラダイムシフトがまた見れるのかと思うとドキドキしちゃう。そういやダイヤモンドハッピーの記事で「ブラスサウンドを駆使したポップ・ロックこそ「アニソンっぽい」と言っていいくらいアニソン界隈には定着している(それにMONACAがどのくらい寄与したか知らないけど)」と書いたけど、ストリングスを駆使したポップ・ロックもそうだね。ストリングスの厚みがコードを支えているおかげでベースやピアノが大暴れしても成り立つんだなあと、しみじみ。実際に生バンドでやるときもストリングスは基本即興ないもんね。「アニソンのベースいつも大暴れしてる説」はストリングスやシンセの存在のおかげ、かもしれない。これを書いていてふと、ブラスのソレイユとストリングスのルミナスという概念が思い浮かんだ。アリだな……。さて、歌詞の話は多分色々なところで語られているだろうから割愛するが、やはり「未来向きの今を君に見せるね」という歌詞がグッとくる。ちゃんと「君に見せる」ところが、独白ではなくメッセージであって、アイカツのアイドルらしくて好き。そして「今わたし達が駆け抜ける毎日も懐かしくなるのかな」の部分、「今わたし達」のメロディがSHINING LINE*の「今わたし達をつなぐ」と同じ(↓の石濱翔フレーズ)というのも良いですね。ここで「も」SHINING LINE*が引用されているとは……STARWAY視聴後なのでなおのこと感慨深い。

Today Is A Beautiful Day
supercell



lucky train!
アイカツはハウス風の曲が多いけど、ここまでディスコに寄ったのはこの曲くらいなのでは。という、ちょっと古風なとこも素敵なアゲアゲ曲、作詞只野菜摘、作曲中野領太、この中野さんという人はスターズのアニマルカーニバルや、初代アイカツではlucky train!の他にLOVE GAME、Passion Flowerなど、「そういう感じ」の曲を提供してくれるナイスな作曲家さんのようだ。歌はこのCDではEDのあかり(歌唱担当るか)、スミレ(歌唱担当もな)、ひなき(歌唱担当みき)。のの(歌唱担当みほ)&リサ(歌唱担当ななせ)バージョンもあり、本編のステージではそちらがおなじみ。でもルミナス3人の歌も可愛いんだよなあ、落ちサビのひなきの「行こう冒険の時が待ってる~」がね、たまらんね。しかし、ののリサのドレスブランド「ドーリーデビル」は、あれはちょっとイケナイんですよ、もう、性癖を狂わすようなめちゃめちゃに可愛いステージ。はい。ブログを書くために久しぶりにヘッドホンで聴いたら、ハウスだけどしっかり、というか強烈にベースがスラップしてオクターブ奏法してて笑っちゃった。ラリー・グラハムかよ。ディスコ&ファンク感、強い。曲名をSoul Trainにしても良いのでは。僕は当然ディスコ世代ではないし、高校の頃は吹奏楽の「ディスコ・パーティー」シリーズから掘り下げたりしたものですが、あのですね、ののリサが田舎出身だからってクラブじゃなくてディスコだなんて、なまらひどい!というのはもちろん冗談で、カレンダーガールオリジナルスター☆彡といったファンキーなエンディング曲の流れを汲むような曲で最後のエンディングってのは、ファンク好きとしては嬉しいところ。でもこういう曲が好きな人はファンクよりもDisco HouseとかNu Discoでしょうと、一応下にLF System のHungry (For Love) / Afraid To Feelを貼っておきましょう。個人的な話だが、ファンクとかが好きなベーシストと長く一緒にバンドしていたので、さすがにGraham Central StationはやったことないけどSly & the Family Stoneはやったし(その5参照)、Marcus Millerも一度だけコピーしたことがあるし、Jaco PastoriusのThe Chickenは数え切れないくらいやったし、やっぱりベースはスラップしてなんぼだよな、くらいの感覚になってしまった。アイカツ曲でもそういう曲は大好き。ぜひPoppin’ Bubblesをディスコ風にRemixしてほしいなあ。テンポちょっと落としてダンシング・クイーンとか恋するフォーチュンクッキーっぽい感じに、続いてちょっとアゲたRemixでサマー☆マジック、からの、ぶち上げlucky train!でどうすか。“NOT ODAYAKA”Remixに対抗して、“珠璃アナTOKYO”Remixでどうすか!よーし、さっそく秋葉原と新木場で……って、あ、あれ、アニONは?STUDIO COASTは?みんなどこ行っちゃったの!?

My Radio Sure Sounds Good to Me
ラリー・グラハム グラハム・セントラル・ステーション

Metropolis Live: Hungry (For Love) / Afraid To Feel [Analog]
LF System (アーティスト)

AIKATSU! ANION “NOT ODAYAKA” Remix
V.A (アーティスト)


アイカツ!のCDについて語る その1(2020年3月17日)
アイカツ!のCDについて語る その2(2020年7月14日)
アイカツ!のCDについて語る その3(2020年8月11日)
アイカツ!のCDについて語る その4(2020年11月30日)
アイカツ!のCDについて語る その5(2020年12月22日)
アイカツ!のCDについて語る その6(2021年1月29日)
アイカツ!のCDについて語る その7(2021年3月15日)
アイカツ!のCDについて語る その8(2021年5月24日)
アイカツ!のCDについて語る その9(2021年8月5日)
アイカツ!のCDについて語る その10(2021年11月15日)
アイカツ!のCDについて語る その11(2022年3月15日)
アイカツ!のCDについて語る その12(2022年4月27日)
アイカツ!のCDについて語る その13(2022年5月26日)
アイカツ!のCDについて語る その14(2022年6月30日)
アイカツ!のCDについて語る その15(2022年7月8日)
アイカツ!のCDについて語る その16(2022年7月27日)
アイカツ!のCDについて語る その17(2022年8月7日)
アイカツ!のCDについて語る その18(2022年8月27日)
アイカツ!のCDについて語る その19(2022年9月17日)
アイカツ!のCDについて語る その20(2022年9月28日)
アイカツ!のCDについて語る その21(2022年11月26日)
アイカツ!のCDについて語る その22(2023年2月12日)
アイカツ!のCDについて語る その23(2023年2月16日)
アイカツ!のCDについて語る その24(2023年2月18日)

TVアニメ/データカードダス「アイカツ!」4thシーズンOP/ED主題歌「START DASH SENSATION/lucky train!」
AIKATSU☆STARS!


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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more

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