
アイカツシリーズ初となる、生バンドによるライブが開催。このブログの楽曲レビュー記事でもかねてより「もし生バンドでやるなら」という妄想を書くこともあったので、念願かなったり。昼夜2公演、両方行く体力もないので昼のみ申し込んだら当選、しかもめちゃ前列でビビる。日頃の善行の賜物であろう、フアンの皆様、徳を積みましょうね!
【ALL AIKATSU! ROCKFES.昼公演】
(2025年8月11日、TACHIKAWA STAGE GARDEN)
オープニングアクト アイカツアカデミー!配信部
スタートライン!
満開!エリオント
1. SHINING LINE*
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
2. アイカツフレンズ!
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
3. Dancing Days
ななせ
4. Miracle Force Magic
りえ
5. Sweet Sp!ce
わか・ふうり
6. カメレオントーク★
わか・ふうり
7. NeverNever
わか・長尾寧音
8. 笑顔のSuncatcher
陶山恵実里・桑原由気
9. Inner Voice
りえ・長尾寧音
10. 満開!エリオント
わか・ふうり
11. 氷の森(アコースティックver.)
わか
12. 導かれて
陶山恵実里
13. エメラルドの魔法
りえ
14. 偶然、必然。
桑原由気
15. Dreaming bird
ななせ
16. 硝子ドール
りえ・ななせ・陶山恵実里・桑原由気
17. プライド
陶山恵実里・桑原由気
18. Brand New World
ふうり・長尾寧音
19. ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
20. ダイヤモンドハッピー
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
21. HAPPY∞アイカツ!
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
アンコール アリスブルーのキス
わか、ふうり、りえ、ななせ、陶山恵実里、桑原由気、長尾寧音
物販の事前購入/当日受取という素晴らしいシステムが導入され、これで並ばずに買えると思っていたら、僕の動き出しが遅かったせいで、ページ見たときにはすでに受け取り枠が昼公演後しか空いていないという……無念。僕ももうアイカツのライブ初心者とは言い難い経験者になりつつあるので、混雑するのは知っていたけど、そうか、こういう枠はすぐ埋まるんだよな。さすが大人気コンテンツ。アイカツ×プリパラのスイパラコラボも、息子&娘を連れて行ったら喜ぶだろうしアイカツフアンの僕も嬉しいし、夏休みに良いじゃん!と思っていたけど、こないだ予約しようとしたら全埋まりだった。今後はもっと早く動きます。
ということで、早めに着くよう立川に向かう。10時過ぎくらいに着いて物販の当日購入列へ。そこそこ並んでいた。11時に販売開始、結局買えたのは11時半近くかな? 最近の猛暑に比べればましな方とは言え、暑かった。しかしアイカツロックフェスという名前で、出演者を見て、タオルが販売されるということは、これはラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!をやってタオル回すだろうと予測していたので、絶対にタオルだけは買わねばならなかったのである。列で待機中、家で待っている妻(いちご/リリィ/エルザ推し)から「いちごだらけ缶バッジとジャケステ買えたら買ってきて」とLINEが来る。今回のイベントも妻が子守りをしてくださったおかげで参加できたので、缶バッジとジャケステも購入。ペンライトと「導かれT」もゲットして無事準備は整った。カフェで心身も整え、いざ参戦!


結構スムーズに入場。お花も素敵ですね。2階のロビーにエリオントの等身大アクスタがありました。デミカツのオープニングアクトも楽しみ。





まずはエリオント4人のオープニングアクト、まさかスタートライン!やるとは思わなかった。いきなり熱いねえ! 最初はどのくらいデミカツのフアンが会場にいるのかわからないから、知名度ある名曲で始めるの良いですね。続く満開!エリオント、客席からはコールも鳴り響き、今回の会場内に結構デミカツのフアンが多いことがわかる。少なくともキラッキラのときよりは割合的に多い印象。僕も一応、ま行ですからね、最近(プリパラ見るのに)忙しくてあまり追えてないけど、まあでもアニメと違って「全部見る」のが必須なものではないとわかってきたので、ゆるっと、主に羊を数えナイトを中心に追ってるんですけど、それはともかく、大きい箱で聴く満開!エリオント、良いなあ。これ良い曲だよね。エリオントの皆さん、これからも頑張ってください!
さて本編スタート。以下敬称略。1曲目から全員登場でSHINING LINE*、ブチ上げてくる。いきなりのアイドル勢揃いでそっちにばかり意識が行き、初の生バンドライブだというのに生バンドであることを忘れてしまうくらい。ふと、スネアがバシバシに鳴ることに意識が行き、そうだ、生バンドだった、と。フレーズ変わり目の呼吸感とかね、生演奏だなあって感じ。今までこの感じはオケカツ以外では味わえなかったわけで(リンクは仙台オケカツ感想記事です)、感慨深い。音が生きてますね! そして意外だったアイカツフレンズ!、良い選曲だなあ。この曲については僕は以前ブログで(ある意味)熱く語っていて、まあ良い子は読まないでいいんですが、興味ある人は↑の曲名のリンクで読めるのでどうぞ。確かにアイカツのアンセムで例のあの人の曲を除くと、この曲は結構ロックだしね。今日はロックのライブだよ感とか、これからライブ始まるよ感を存分に出していける曲だ。上がるねえ!
バンドメンバーの紹介を挟んで、来ました、Dancing Days、聴きたかったー! うおー! ななせ! 素敵すぎる! りえのMiracle Force Magicも堪能し、これは二人の1, 2, Sing for You!の流れか!と思っていたら、夜公演のみ(歌はりえ)だったそうで。スターズの次は2wingS登場、わか&ふうりでSweet Sp!ce、やっぱりこの曲は生バンドが光る、ギターもベースもかっこいいねえ、似合うよねさすがこの曲は。そしてカメレオントーク★、ドリアカーニバルでやらなかったからやってくれると思ってました。満足。
わか&響子でNeverNeverとは、やってくれましたね、嬉しい! 今回は僕、割と、響子推しの魂で来たというか、積極的に赤のペンラ振るぞと意気込んで来たってのはある。響子はアイカツ界隈で数少ないドラマーだからな、推したいよな。あ、僕は個人的にドラムを嗜んでおりまして、昔からTOKIOはMABO推し、僕のアイカツ一番の推しである二階堂ゆずもドラマーだしな、ROCK!ロック ガールズ!だからな。今回プラネットからの参加は長尾寧音オンリーで、曲どうするのかなと思ってたけど、わか様とNeverNeverとは、文句なしでしょう。お二方の超かわいいプリーズいただきました、感謝感謝。盆踊りのコール(それが界隈に存在するのかは知らん)、合いの手、しっかり入れさせていただきましたよ! 多分、この曲知らない人も結構いたと思うけど、客席からの盆踊り合いの手がそれなりには聴こえてきたと思う。ていうかさ、まず長尾さんが美し過ぎてやばいね。ちょっと、やばいですね、はい。お美しいですね……。
さてMC挟んで笑顔のSuncatcher、白百合姉妹バージョン、なんだそれは。すげー、これ予想してた人、絶対いないでしょう、波まで作って。さすがアイカツ、この良い意味で期待を裏切っていくとこ、さすがっすね。ちょっとテンポ落とし目だったのかな? アーカイブ配信見てないからわからないけど、なかなか良いアレンジなんじゃないですかね。あんまり感想記事でアレンジのことあれこれ言うのは、僕個人としてはオケカツ記事の方でやり過ぎてる気がするので自重しますけど、アイカツのライブ、特に生演奏においては、今後も果敢に色んな曲を色々アレンジしていってほしいですね。音源流すのと違う、生演奏の意味だよね。アイカツには良い曲いっぱいあるからね!
そしてこれも予想外だったInner Voice、りえ&響子、なるほどー、良いわー。一番、生バンドでロックするのと離れた曲だと思うけど、いやナイスチョイスですね。TMかな(笑) アレンジ云々は自重と言った直後にあれだけど、ドラム、ライドのカップ入れるの良いよね、この曲なら僕が叩くとしても入れるわ(笑) また相方がりえなのも良いね、今回の中でいちばんルリっぽいもんね、りえが。最高でした。
またまたサプライズ、わか&ふうりで満開!エリオント、なんじゃそりゃー! す、すごい選曲だ。オープニングアクトでデミガチ勢がコールを響かせたのがここで生きてくるというね。現行の宣伝も兼ねているとはいえ、この二人が歌うって、なんかすごいっすね。エリオント4人も裏で歓喜に湧いていたことでしょう。
MCでわか様がアコースティックやりますと宣言し、ステージの段差に腰掛ける、これはまさか輝きのエチュード来るかと思って身構えたら、なんと氷の森だった。抜群の雰囲気、ロックフェスでちょうどいい、良い外し。わか様、素敵だ。今回、わか様の立ち振舞、主人公らしい行動が目立っていて、今回のメンバー中で唯一の主人公であることもあってか誰よりも盛り上げようとしているのが伝わりましたね。ああ、いつまでもここにいたい。氷の森なのに往時に比して悲壮感がない。これが新訳・氷の森である。結構なことね! ヴァイオリンも冴えわたっていて、素敵なステージでした。
ゴシックコーナー。まずはTシャツにも採用された導かれて、陶山さん、素敵だ。お美しくいらっしゃる。次はかぐやちゃん来るかなと思ったらりえ登場でエメラルドの魔法、おお、マジか。今回が初披露。ここで! おめでとうございます! りえが一番驚いたというね(笑) なお夜公演はタルト・タタンだったとのこと。タルト・タタン好きとしてはちょっと悔しいけど、まあエメラルドも良い曲だしな。生バンドなので間奏のドラム爆裂タムを期待しちゃったけど、まさかのSEだった。なんでやねん、できたでしょいくらでも……何か理由あるのかしら。そして今回最も期待していた曲とも言える、かぐやちゃんの偶然、必然。でテンションブチ上げ。最初このイベントが発表されたときは「ロックフェスにさくかぐ?」と思ったけど、この曲ならバンドでやったら一番大暴れできるよなと思ったので、良い人選だなあと。実際にバンドも大暴れ、照明もバッチバチ、会場も大いに盛り上がり、超良かった。続くDreaming bird、いやあ、これ生演奏は熱いねえ! キーボード格好良かった! もちろんななせの歌も最高です、ありがとう。MCでりえに攻めてたねと指摘され、生バンドのロックだしと答えるななせ、さすがです、尊敬するわ。それでこそですよね。今回の趣旨。ゴシック最後は4人揃って硝子ドール。なるほど。硝子ドールめちゃ聴きたかったけど今回はメンバー的にどうかなと思ってたので、4人でやるのはナイスだと思います。途中バンドの軽いソロ回し付き。そこはね、まあね、ソロ回しか、うん、そうだな、いやあ、生バンドで硝子ドール来たら、やっぱりギターとキーボードで長いソロを完コピするのを期待するのは間違っているかしら……ソロ回しもね、4周くらいするとかだったらなあ。まあまあ、それはいつか、れみさんが歌ってくれるときのお楽しみにしましょう。
MCを挟みラストスパート。白百合姉妹でプライド、良いチョイス。これもバンド合うね。そしてBrand New Worldが来るという、いやあ、ちょっと驚いたわ。まあNeverNeverかどっちかはやってくれるというか、夏だしNeverNeverはやるだろと思ってたけど、もうさっきやったからBrand New Worldはないものと思ってたけど。よくぞ、やってくれました。嬉しいなあ。しかもふうりと。それも良いですね、よく合ってました。
アイドル勢揃いで、ラン・ラン・ドゥ・ラン・ラン!、タオルぶん回し。まさかこれが実現できるなんて……嬉しすぎる! 今回はこのために来たと言っても過言ではない。ポップスのライブでタオル回したのなんて何年ぶりだろう。多分十何年ぶりですよ。いやー、楽しい楽しい。大満足。このテンションでダイヤモンドハッピー。熱い熱い! コールも楽しい、ちゃんと歌詞を映像で出してくれるのも優しいですね。最後がHAPPY∞アイカツ!、これもロックなアンセム、そうでしょうそうでしょう! こういうノリをやるためのロックフェスですからね。アンコールはわか様が「バンドと言えばバンカツ!」と謎のモアトゥー煽りでアリスブルーのキス。いいんでない?(笑) これをアンコールの定番にしてほしいね。いやあ、楽しいライブでした。
ヴァイオリンいたから、りえ&ななせの裸足のルネサンスとかも聴きたかったし、大暴れバンドによるレディ・レディ・レディも、ゴリゴリなロック・サウンドでやるLOVE GAMEも聴きたかったけどね。まあそれ言い出したらキリないか(笑) でもね、アイドル活動!Ver. Rockは聴きたかったよね。アイドル活動、最後に聴いたのオケカツ2ndのオンパレver.なんですけど……いや、当然、まだ解禁されないのはわかってたけど、もし万が一この場で解禁していたら皆口々に「アイカツロックフェスは本物のロックだった」と言っていたと思う。言ってたと思うが、逆に、そのせいで失う物も多かろうと思うと、やらないのは偶然ではなく必然である。だいたい全席指定のロックフェスなんてそもそもロックフェスじゃないからね(笑) でもそれで良いんですよアイカツは。健全でいるべき。今回だってモッシュとか絶対起きないようになっていたわけだし、あくまで子どもに(そして全ての人に)優しい「アイカツらしい健全さ」の中で繰り広げられたロックフェスということで、良いんじゃないでしょうか。在校生席でしたっけ、着席縛りの席があるのとか、ナイスだと思う。ただ、もうちょっと客席は元気でも良かったんじゃないかとは思うけどね(笑) でもなあ、このくらいがちょうど良いところなのかもしれない。多分大騒ぎする古参に加えて、新規客、その中でも特に「放送当時子どもだった、今の若者」という人たちが結構いたんだと思う。それは最近のアイカツの映画見に行ったりしても感じることだけどね。明らかに客層は変化しているでしょう。代謝のあるコンテンツということで、これも健康的なことだと思う。まだまだ続いてほしいですね。
まあ僕は古参ではないし、スターズから見た民で、初めての生演奏がオケカツ1stで、ライブはドリアカーニバルが初というレアな人だけども、多分、僕の隣の席の女の子は、これが初ライブだったのではないかと思う。なんかMCで当時子どもだった人、みたいなの聞かれたときに手上げたしね。彼女はペンライト持ってなくて、最初手だけ上げて振ってたので、僕は途中からカバンの中に入っていたドリアカペンライトを出して、使いますか?と聞いて、貸すことになった。ライトの付け方を知らなかったので、きっと初めてだったのだろう。それも教えてあげた。余計なお世話かなと一瞬思ったものの「ライブは一体感!」だもんね。いりませんと断られたら、それはそれで良いしね。ライブ最後の挨拶で桑原さんが「困った人に優しくするのがアイカツ」的なこと言ってましたよね? 違った? まあまあ、今回は僕もアイカツできたということで。隣席の人からも終演後にとても感謝されたので、良かった。こうして善行を重ね、徳を積んで行くことで、ランダム商品のくじ運をアップさせてひいてはライブ良席が取れたらなあ、と……ダメかなそういうの(笑) でも次回ロックフェスもあるとか聞いたので、次も楽しみにしています。もっと豪快なアレンジ希望ですね。今回は選曲攻めてたと思うし、次はもっと、生バンドやばすぎる!と思わせるようなトンデモアレンジを聴かせてほしいなあ。ドリームシアターもびっくりするような硝子ドールのソロとか、人力ドラムンベース並にツーバス打ち鳴らす偶然、必然。とか。だってさ、ロックなんだろ、ロックって言うからには、ね。いやいや、今回も十分凄かったですよ。ただ次回に望むとしたら「もっと壊していいから。積み上げはもう十分だから、踏み出して……」って感じ。他にも色々ブログで「こんな演奏で聴いてみたい」と書いたのが、実現したら嬉しいなあ。結構ジャズ曲についてそういうこと書いてた気がする。ジャズフェスはまたの機会に期待して、次のアイカツロックフェスはぜひ、ホーンセクションありでお願いします。管あったら幅広がるからなあ、ワクワクが止まらないね!

Author: funapee(Twitter)都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more






