下地紫野さんが最後の名演説で感謝しかないと仰っていたので、まず僕も、この素晴らしいイベントの開催に携わった全ての人とアイカツのフアンたちに感謝を述べ、そして僕がライブに行くことを快く認めてくれた家族にも感謝する次第であります。基本的には土日は小学生の息子&娘のために予定空けているんですけど、たまたまこの日、妻と子どもたちがPTA行事の打ち上げで夜お出かけすることに。僕は家で配信見るつもりでしたが、当日券情報を見て、都内じゃなくて横浜だし、日曜夜だし、もしかして競争率低いのでは?と。家族も皆、僕が土日に趣味で外出することがほぼないので、たまには行ってきたらと送り出してくれて、清々しい気持ちでイベントに参加。キラッキラさせていただきました。横浜BUNTAIに着いたら長蛇の列で一瞬絶望したけど、当日券じゃなくて物販の列だった。当日券はすんなり取れて一安心。夕方までは横浜駅のそごう美術館でミュシャ展も見られたし、良い日曜でした。
【アイカツ!あかりGeneration10周年記念イベント『キラッキラ!』】
(2024年12月15日、横浜アイカツBUNTAI)
1.Pretty Pretty
るか・りえ・みき・下地紫野・和久井優・石川由依
☆MC、朗読劇
2.Lovely Party Collection (short ver.)
るか・りえ・みき・みほ・ななせ・かな
☆MC
3.はろー! Winter Love♪ (short ver.)
みき
4.シアワセ方程式 (short ver.)
るか・かな
☆生アテレコ
5.ラブリー☆ボム
みほ
6.ハローニューワールド
かな
7.MY SHOW TIME!
ななせ
8.トキメキアンテナ (short ver.)
るか・りえ・みき
☆生アテレコ
9.恋するみたいなキャラメリゼ
えり
10.ミエルミエール
かな
11.lucky train!
みほ・ななせ
☆MC
12.薄紅デイトリッパー
えり・みほ・ななせ・かな
13.Future jewel
るか・せな
☆MC
☆トークコーナー
14.ワタシナビゲイト→
せな
☆MC
15.Poppin’ Bubbles
みき・みほ
16.チュチュ・バレリーナ
りえ・ななせ
17.Chica×Chica
みほ(2番から、ななせ・かな追加)
☆朗読劇
18.ロンリー・グラヴィティ
るか・ななせ
19.コズミック・ストレンジャー
るか・ななせ・保村真
☆生アテレコ
20.フレンド
かな・ななせ
21.ハローハロー
みき
22.タルト・タタン (short ver.)
りえ
23.いばらの女王
りえ
☆生アテレコ
24.START DASH SENSATION
るか
☆MC
25.After Lovely Party
るか・りえ・みき
アンコール
☆朗読劇7
26.TRAVEL RIBBON
るか・りえ・みき
27.Du-Du-Wa DO IT!!
全員(保村真、田丸篤志除く)
☆MC
28.Lovely Party Collection
全員
「当日券は全てミキレミキーレ席になります」という案内があり、当然ミキレミキーレ席。ですが皆さん、会場にいた方は特におわかりだと思いますが、この席、余裕でミエルミエールじゃん! 僕は開場前、BUNTAIに向かって歩きながら脳内で「ミキレミキーレ、セナツバは見切れーる、ミキレミキーレ、よっしゅんは見てみたいー」と歌っていたんですが、まあそれはともかく、確かに真横だから見えにくいっちゃ見えにくいし、席によっては見切れ席もあったんでしょうが、僕はラッキーなことに余裕で見えて、さらにステージは超近いしで大興奮。近いってさ、やばいよね。実は先週、蝶乃舞花さんの出演する舞台を観に行ったときも超近い席で心臓止まるかと思ったんですが(感想記事はこちら)、あ、蝶乃舞花じゃなくて美山加恋さんですね、最近はSTARWAYとデミカツのせいで、僕の脳が現実とアイカツ界の境界を認識できなくなってきて……で、今回のライブもこの近さでしょ。やばいって。しかも演者さんたち、みんなミキレミキーレ席をとても気遣ってファンサしてくれて。特にですね、ミエルミエールの主こと、かな様がですね(以下敬称略)、あの、僕、かなのことめっちゃ好きなんですけど、すごくミキレミキーレ席を気にかけてくれてるのが伝わってきて、マジで嬉しかった。もっと好きになっちゃうね! アイカツのライブに現地参加するのはこれが2回目、ドリアカ以来で、ドリアカの感想記事ではえりファンであることを初めてブログで打ち明けましたけども、実はですね、僕、かなも大好きなんですよ。というのも、僕が初めてアイカツ歌唱担当の生歌を聴いたのがかなで、2022年のオケカツ2nd。それがめちゃ良くて、それから大好きなんです。今回もいっぱいミキレミキーレ席気にかけてもらえて幸せでした!
さて、ちょっと開演前の話から。横浜のそごう美術館でミュシャ展を見て美意識を高めてから(?)、関内をぶらぶらし、「焼鳥と季節料理あかり」、「関内ゆめクリニック」、「スペイン・バスク料理ビオッツァ」の看板だけ写真に収めBUNTAIへ。またも行列がえぐい。と思ったらグッズ付きチケットの方の列だった。ミエルミエール席はすいすい入場。僕はアイカツライブ初心者でも初めてではないのだ、2回目なのだ、だから前回でグッズ周りの人の多さはやばいと学んでいるのだ。よって諦め。事後に通販あったら買うわ。会場内でコラボドリンクがすぐ買えたのでギャラクシー☆スターライト飲んでアリーナへ。デミカツ映像が流れ会場が沸く。僕、ま行ですが、今ここでデミカツの話すると長くなるので割愛。まず織姫さんとよっしゅんの謎の掛け合いが流れる。よくわからんドーナツの話で、めちゃくちゃ長いイベントだったがその後ドーナツには特に触れることなく終わった。いよいよスタート、開幕Pretty Pretty、はいかわいい。プリティ。下地紫野の生セリフで聴けるPretty Pretty、やばいね、開幕即昇天である。アイカツ楽曲記事を沢山書いてきて、この曲についての文章は我ながら非常にキモいのだけど、それも仕方ないだろこのプリティさでは、って感じ。イベントは基本的に、MCや生アテレコ、オリジナル脚本の朗読劇を挟みつつ曲をやるという流れ。オタクたちが皆「Lovely Party Collectionで始まりAfter Lovely Partyで終わる」を欲していただろうから、1曲目にPretty Prettyはとても良いハズシだし、2曲目にLovely Party Collectionを持ってくるのも「LPで始まりLPで終わる」の精神にも則っていて、不満ない。クリスマスも近いし、はろー! Winter Love♪聴きたかったので、聴けて満足。みき、超かわいいなあ! やっぱ配信でなくて、生で見るとドキドキするわ、可愛すぎて。シアワセ方程式も聴けて、これでもう今年のクリスマスプレゼントは十分いただきました。そんな冬の余韻を蹴散らすアンダルシアの熱いアテレコ、からのラブリー☆ボム、いやあ、みほ、セクシー過ぎる。やばいね。こんなの生で見て良いのか? 良いのか。あざす! ハローニューワールドもかわいいなあ、かな、歌も衣装もめちゃ素敵だ。からの期待通りMY SHOW TIME!、ななせ上手すぎる、よくあんなアニメのステージ再現みたいなクオリティ出せるよね、やばかったね。今回のライブはこの辺りの曲を聴きに来たんだって感じがあるし、それが開演早々でバンバンと連発で来て大満足。ルミナス登場でトキメキアンテナ、これも超良い曲だよね。
ゲストえりさん登場、恋するみたいなキャラメリゼ、感謝……素敵過ぎるだろ。れみさんも今は難しいだろうけど、いつかえり・れみでキャラメリゼ生歌聴かせてください! 続いて本日の我々のためにある曲、ミエルミエール、かなかわいくてほぼ放心状態だったけどめいっぱい浴びました。この曲の雰囲気と、かなの声と、ニーナの衣装と、全部マッチするんだよね、こんなのもう放心するに決まってるだろ。そしてlucky train!で会場爆上がり。上がるよね。そして「れみちゃんいないけど」とえりさんコメントあっての、薄紅デイトリッパー、やってくれました、すごい変則メンバーだ。あかジェネの祭りだなあ。今回のライブは全体通して徹底したあかジェネオンリー感があって、いちご世代感が出ないよう配慮されており、その徹底ぶりがとても良かったと思うんだけど、あくまであかジェネで薄紅やってますよの体でさくらの面影を持ってこれたのが、絶妙だなと思いました。えりさんが薄紅やったらそりゃあね。さくらちゃんは完全にいちご世代の人だけど、あかジェネオンリー感を損なわずに、むしろプラスになるような出演枠/方法としては、ほぼ唯一の解ではないか。例えば個人的にはBlooming♡Blooming大好きなので(もちろんるか歌唱で)聴きたかったけど、この曲は「いちご世代の時間軸のあかり」も彷彿とさせてしまうし、正直言えばえりさん呼んでるんだから奇跡のるか/えりBloominを再び……とかも望んでしまうけど、そうしたらどうしたってさくらちゃんにメイン級の光が当たるもんね。だからブレずにあかり世代徹底で、その上で隠しきれないほどのさくらの香りを漂わせる、そう、あかり世代を導いた先輩アイドルのかほり、という感じで良かったんじゃないかと思います。えりさんの(さくらっぽい)ステージングもお美しかった!最高!
からの、もう一人のゲストせな登場で、Future jewel、これはもうね、期待してましたから、大大大満足ですよ。せなが「ゆめちゃんはあかりちゃんたちと繋がりあるからね」と強調していたのも、今回の徹底したあかり世代オンリー感への心配りかしら。続く声優さんたちのトークコーナーも面白かった。声優さん方、みんな服にもこだわってて素敵だ。関根さんの和っぽい感じとか、エンジェリーベア持った川上さんとか。田丸さんが「この現場わりと舐められがち」って言ってたのは笑ったわ。トークが終わり、MCのジョニー保村と照井さんがお客さんどこから来たかを質問し(時間押してて「東日本から来た人」のくくりから聞き出したのも笑った)、そして、今回の一大事、服部ユウのステージ。歌唱担当せなで、ユウちゃん新曲「ワタシナビゲイト」、すごいすごい、やっぱアイカツは常にすごいと思わせてくれる。期待を超えていくよね。てかまず、この照井さんからの一連の流れを考えた人、天才っすね。僕は古のオタクではないし、服部ユウ推しでもないけど、それでもこの文脈の大きさは理解できる。せなに、AIKATSU☆STARS!のメンバーとしてあかり世代の歌唱担当が付いたことの意味の大きさも。多くの人達の愛がなし得たんだなあと。きっと僕よりももっと熱量を持っていた人たちは、失神してしまって聴けてないんじゃないかと心配になるくらいでしたが、本当にね、言葉になりませんね。良い曲、良い歌、良い衣装でした。作詞こだまさおり、はスクリーンに一瞬出たのを読めたけど、作曲はわからんかった。まあ近々わかるでしょう。
みき・みほ中心にポッピンの振り付け練習。うう、一連のアイカツ10周年ライブを配信で見ながらポッピンの泳ぎも生で体験したいなあと思っていたので、ついに実現、泳げて良かったー! マジで幸せでした。お子様ゾーンにもいっぱい声かけしていて、なんか可愛らしかったですね。参加するという意味ではチュチュ・バレリーナの合いの手も、Chica×Chicaのクラップもかな。僕はあかジェネでは珠璃推しなので、Chica×Chicaはソロもバニチリもどっちも嬉しいですけど、結果どっちも聴けたの最高。続いて、朗読劇コメディ枠、ギャラクシースターライトの話を今回のライブ用にリタッチしたもの。横浜銀河ってなんだよ、横浜銀蝿みたいだな(笑) いや面白かった。そして期待通りロンリー・グラヴィティ、大好き。超良かった。今日家を出るとき、今回ジョニー来るよって話を妻(いちご・リリィ・エルザ推し)にしたら「コズミック・ストレンジャーやるんじゃない?」と言われたが、僕はがっかりしないように「いやー、やるかなー、なんかMCとかアテレコとかじゃん?」と予防線を張ったのだが、やってくれました。いぇあ! あざす! めっちゃ盛り上がったなあ! そういや今回のライブ、ジョニーでの盛り上がりのすごさもだけど、田丸さん出たときだけどっかから変な歓声が聴こえるの、笑ったわ。もう体力的にだいぶ疲れてきたところで、まど凛アテレコ、胸を打つ、と同時に、次に来るまど凛フレンドに備えねばと再度身体に鞭打つ。まさか1年に2回もこの曲をライブで聴けるとは。ドリアカライブの2wingSと、まど凛と。参りました。
ハローハロー、みきの歌い方が最も合う曲、とかそんなことをあまり考える余裕もなく、ただただ可愛すぎてやばい。ここからそういう演目の流れか、と僕も最後の力を振り絞る。続くのはタルト・タタンだった、shortで終わったからまさかと思ったけど、いばらの女王! ぐええ! りえ初披露とのこと。もなさんへのリスペクトで封印していたと後でMCで話していましたが、それを解こうと、ね。なんかもう、せなの新曲といい、りえの初披露といい、なんかすごいですよね。この二人がここで新たな扉開いて行くってさ、マジで、アイカツってやばいよね。僕はスターズから入った民ですけど、スターズ10周年も期待しちゃうよね! そして満を持して、誰もが最大限の期待を胸に、待ち望んだSTART DASH SENSATION、で、るかのイヤモニが不調という。そんなことあるんか! 不調というか完全に最後まで聴こえていなかったそうですね、ご本人がYouTubeで語っています(リンクはこちら)。まあまあ、僕の感想なんかよりも、るか本人の言葉を聞いてもらった方がずっと良いですよ。前向きに話してますけど、本当は話せないほどの悔しい思いだってあったでしょう。本人の言葉と比べたら僕の感想なんてこれっぽっちの意味もないですけどね、それでも言いたいですね、「本当に良いステージだった」、と。僕はスターズの記事でいつもるかの歌にケチばっかり付けるクソおじさんと思われているかもしれないけど、あかり世代に関してはまた別のことばっかり書いていて、まあ大好きなんですよ、あかりとしてのるかの歌が。めちゃ楽しみにしていました。始まって早々、ちょっとトラブってんなって思ったとき、残念な気はあまりせず、仕方ないなとか心配だなとか大丈夫かなとかでもなく、まず応援しなきゃと思えた。自分が素直にそう思えたことにちょっと、意味はあるよなと。昨年のライブのダイヤモンドハッピーの機材トラブルのように音が止まったわけではないから、るかからアクションがなければ裏方側からは音を止められないし、この流れで始まったSDSを止めるわけにはいかないというのは客席にいたってわかるし、もはや無事を祈るしかないんだけど、しかし半分は「あかりならいける、るかならいける!」という勝手な信頼が心の中に現れてきて、いける、歌える、頑張れ、と、自分もるかと、あかりと、他の応援しているフアンと共に、未来向きの今を一緒に走りきったような気分にさせてもらったような。良いように書きすぎか? でも正直な感想なんだな。これは特別でした。間違いない、特別な瞬間でしたね。イヤモニなしで出音で乗り切ったこと、なんなら後半は持ち直して歌えていたこと、気持ちも混乱していただろうに常に笑顔だったこと。プロ意識にも賛辞を送りたいし、そりゃもちろん滞りなく完全体のSDSを見られる方が良いに決まってますが、不思議と不満はないんだな。これはこれで一つの生きた音楽を歌う人の素晴らしさっていうか……アイカツという作品の、あかり世代の、るかの、10年の蓄積、積み上げてきたものがあってこそ成り立った音楽の時間なのだと、それを10周年に見せられた感慨のような、ね。次にこの曲を聴く機会がまた楽しみになりました。
期待を斜め上に裏切られて、しかし妙な心地よさを感じながら、期待を裏切らないAfter Lovely Partyで本編終わり。アンコールは朗読劇から、物語としての最後のあいさつ、これも良かったよね。TRAVEL RIBBONの初披露(アイカツ時空における)、衣装かわいすぎるんだよなあ、めちゃ素敵、うおお、かわいすぎるー! Du-Du-Wa DO IT!!ではルミナス以外の歌手がお子様ゾーンへ、そこからステージに向かって歩いていく大サービス。声優さんも歌ってるし、もうどこ見たらいいかわからん状態。ラストは男子会の二人も加わりLovely Party Collectionで大団円。レッ、なんでもない。終演してから携帯電源入れたら21:17だった。長大なイベントであった。休憩なしで4時間15分。やば。この長時間でも足りないくらいぎゅうぎゅうに詰め込んだ内容の濃いイベントでした。すごすぎる。ここ最近は供給過多くらいに出てくるアイカツ関連、もちろん、色んな大人の事情もあってのことでしょうけど、基本的には非常に丁寧で愛が込められているのを感じるよね。主にドリアカと服部ユウのことだけどね。フアンの愛に対して、愛で返してくれている感じがする。だからすごく温かい。アイカツのフアンでいて良かったなと思わせてくれる。これでまだ、10周年のお祝いイヤーは始まったばかりですということなので、楽しみだなあ!!
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more