アイカツプラネット!のCDについて語る その6

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(記事作成日:2025年5月12日)

【序文】
このブログは基本的にはクラシック音楽について語るブログだが、どうしても記しておきたいと思うに至ったものについては、ここに記録して残しておこう。アイカツスターズ!の曲紹介記事を2017~2018年に書き始めてから、2020~2023年にアイカツ!&未来へのSTARWAY、2023~2024年にアイカツフレンズ!を書き、2024年にアイカツオンパレード!を書き終え、ついにプラネットに着陸。フォトカツと10th Anniversary Albumも書いて全曲制覇するマンになりたい!と、なりたい私へミラーインすべく、今日も書く。過去記事はメニューのAikatsuページをどうぞ。なお、前提として、僕はクラシック音楽オタクではあるがアニソンオタクでもないし、アニメオタクでもないと思っている。ネット上の他記事と内容かぶったらゴメンナサイ。あ、ネタバレ注意。

↑アイカツ関連記事のまとめページです。アイカツのフアンの皆様、ぜひこちらをご覧ください!


『劇場版アイカツプラネット!』ボーカル&オリジナルサウンドトラック 劇場版アイカツプラネット!の音楽!!

01 HAPPY∞アイカツ!
歌:STARRY PLANET☆
02 感謝祭への招待状
作曲:津田ケイ
03 レディ・レディ・レディ
作詞・作曲:イマイケンタロウ(エイプリルズ)
編曲:庄田ゲゲゲ
歌:響子 from STARRY PLANET☆
04 紗良のミラクルチェンジ
作曲:渡部チェル
05 フレーバーフレーバー
歌:愛弓・杏 from STARRY PLANET☆
06 パラレラワールド
作詞・作曲・編曲:イマイケンタロウ(エイプリルズ)
歌:愛弓・杏 from STARRY PLANET☆
07 見たことのないドレシアを求めて
作曲:津田ケイ
08 ミスティカルケリュネイアの想い
作曲:渡部チェル
09 Tick×Tackノスタルジア
作詞・作曲・編曲:玉木千尋
歌:舞桜・明咲 from STARRY PLANET☆
10 ありがとうの花
作曲:津田ケイ
11 これからもアイカーツ!
作曲:小野貴光
12 キラリ☆パーティ♪タイム
歌:STARRY PLANET☆

劇場版アイカツプラネット!のサントラと主題歌、挿入歌集。ハナとローズのジャケットが眩しい、もはや尊いね……この二人が手をつないで花畑で横になってるの、本当になんかさ、良いよね。プロミスブーケがブーケを持って。ハナは目を細めるほどの笑顔で、ローズが目を開けてるってのもね。良い。


HAPPY∞アイカツ!
アイカツプラネット!のCDについて語る その1を参照してください。


感謝祭への招待状
その名の通り招待のシーンで使われている曲で、舞桜が招待状を作る際は前半の穏やかな音楽、みんなで感謝祭の撮影をする場面では後半の賑やかなアレンジ。この音型、START DASH SENSATIONのリフやフレンズのフィッティング曲(カードもともだち!)のリズムを彷彿とさせ、アイカツ感が強い。


レディ・レディ・レディ
アイカツプラネット!のCDについて語る その3を参照してください。響子(長尾寧音)がドラム活動、ドラカツしながらヘッドセットマイクで歌う、ハードロックアレンジ。杏がギター、栞がベース、紗良がキーボード、みんなやりすぎなくらい派手なポップパンクみたいな衣装が目を引くが、曲もそれに負けないくらいやりすぎなアレンジで笑ってしまう。劇場でも笑ったが、このアルバムではなおのこと面白い。こんなの初心者が弾けるわけないだろ!というツッコミも、結局「アイドルが崖登るわけないだろ!」的な楽しみである。ドラムに関しては、割とマジで叩いてそうではあるよね、BDだけ難しいかもしれないけど。個人的にはハイハットの4カウントを左手でやっていたのが好感が持てる。みんな楽しそうに演奏している演技がとても良い。映画では省略されていたBメロも聴ける、ここはいきなりハーフに落としてからギターとベースがセンス高めのプレイを見せる、これを杏と栞がやっていると思うとめっちゃ面白い。上手いなあ(笑) 後半のキーボードのソロもね、硝子ドールかよ。全体的に変化もあってキメも多いので、君たち感謝祭のためにどんだけスタジオ入りしたんだよ、ってね。アレンジはキラリ☆パーティ♪タイムの庄田ゲゲゲ、好き放題やって良いよとディレクションがあったのだろう。どんな激しいことしようと、曲終わりの響子のウインクが全て持ってく、素敵じゃない?じゃない?


紗良のミラクルチェンジ
ドラカツの後は斧とスカイダイビングという伝統行事をこなし、これはプチファッションショーを行う際の音楽。3人いるので三者三様の曲調、先頭のるりのときはfashion check!も思わせる雰囲気、続く愛弓はマイケル風(MY SHOW TIME!のときに少し触れている)、明咲のキラキラ輝く大人っぽい雰囲気はキラキラな音色のピアノ。最後のピアノからの流れ、KANの「愛は勝つ」っぽい。アイはカツ!


フレーバーフレーバー
これもアイカツ名物、なんならアイカツで最も面白いとも言える「劇中劇」なるものの挿入歌であり、ミュージカル調でスウィングするミドルテンポのデュエット。劇モノはストリングスでジャズにしようという、教科書通りではあるがそれが良い。スターズのトキメキララン☆も思い出す。短い劇中劇シーンだが、歌う直前の「いざフレーバーバトルよ」「ファイト」の短いセリフからも、きちんと劇に入ってますというのが伝わってきて、とても良い。ペン様みたいなのが出るのも笑えるし、ステージへと続く流れも自然である。何よりキューピット(愛弓/瑞季)とアン(杏/エイミー)がめちゃくちゃかわいい、語り手のシオリ(栞/渡邊璃音)も超かわいいし、もっと長い尺で見たいなあ。


パラレラワールド
プラネットの全曲の中でも、個人的には一二を争うくらい好きな曲。パラレラって何?イタリア語?parallela?ともかく、すでにフレーバーフレーバーでだいぶ食らっていたが、この「パラレラワールド」のキューピット(愛弓/瑞季)とアン(杏/エイミー)のステージは本当に最高だった。TRAVEL RIBBONの記事でも少し触れた通りである。やばいよね。穏やかなフレーバーフレーバーは前振りだったかと。テンションブチ上げの可愛さマシマシ曲。劇場版プラネット、同時上映の大御所に食われてしまうかもと一抹の不安もあったけど、このステージ一つでそんな不安は消し飛んだ。作詞作曲はレディ・レディ・レディのイマイケンタロウ。これ、歌詞も良いんですよね、小さな頑張りが世界を変える、ジブンを信じてつかみとれ未来!って。そんな強い歌詞を、めちゃくちゃかわいい音楽に乗せちゃうのが、ラブリーマロンの二人らしい。まるで「ラムのラブソング」のような駆けてくるイントロに、英語の5カウントダウンの声がもう、もう、かわいい。その5音のリズムは曲の重要なキメになっており、何度となく登場する。パッパパリラのスキャット(ひとりじゃない!も参照)、振りも含めてマジでかわいいよね。おなか叩くのよ。やばいわー。音楽は常に8分音符のビートが鳴り続け、ほぼ全ての音がそこから外れることがないので、勢いもあるし通して一体感がある。しかもちょっとオン気味なので、シンコペーションがいちいち映えるんだよなあ。木琴、フルートの音色もチープでキュート。ブラスもいい、一定のビートでも音の跳躍があってそれが楽しいリズムを生む。サビ終わりの「バキュン」以降は、ちょっとですね、かわいすぎてコメントできません……なんなんこれ。そもそもバキュンで死ぬくらい食らうんだけどね、そこから怒涛のかわいいラッシュだ。ブラスのリフでやってる二人の謎のアピール合戦、chu chuの大サービス、ハートまで作って致死量のファンサ。音楽も歌詞も、ドレスも振りも、ステージ演出もすべてかわいい。完璧なステージ。映画で出ない2番も良いぞ、ティンパニが目立つAメロも好きだが、やはりサビ後のインストがたまらん。管打楽器のシンプルなメロディ、こんなにかわいく仕上げてくると、2番の二人の振り付けもやばいのでは?と想像しちゃうよね!


見たことのないドレシアを求めて
ドレシアを探しに行く直前の音楽。


ミスティカルケリュネイアの想い
映画予告の「よくここまで来たわね」でフアンを震撼させたミスティカルケリュネイア(CV:松谷彼哉)登場時の音楽。一見すると普通だが、やたらと分厚い低音で威厳がある。


Tick×Tackノスタルジア
舞桜(ハナ/伊達花彩)と明咲(ローズ/宇野愛海)がステージで歌う曲。主人公のドレスのためにステージまで間を持たせるという劇場版アイカツ的ムーブを行い、つなぎトークでアンが「モンブランの栗は絶対後から食べたほうがいい」と言っていた理由を聞く前にハナとローズが到着してしまうので、理由を気にしながらステージ見ないといけない。まあ冗談はともかく、締めくくりに相応しい感動的なステージである。音楽も真っ直ぐ真剣、Believe itを彷彿させる強いビートとブレイク、ハナとローズのユニット「プロミスブーケ」はさながらラブミーティア、プラネット界のダイヤモンドフレンズと言えよう。時計、時がテーマな楽曲なのも、新旧ハナの二人という組み合わせだといっそう生きてくる。時計の針のような振り付けも面白い。座談会で瑞季さんが「かわいい中にも王者感がある」と言っているように、かわいいだけじゃなく、大人っぽいシリアスな雰囲気も醸し出している。歌のメロディー自体は速くないが、それこそミスティカルケリュネイアのような幻想的な雰囲気をもったバラード調の始まりから、速い四つ打ちになり、ちょっとトランスっぽい雰囲気にまで変化する、ステージの中でのサプライズ感があるのも素敵だ。やはり一つのステージ内での変化というのはプラネットの特徴でもあり、その辺が音楽にもよく表れているという点でもプラネットの総決算的な魅力がある楽曲である。


ありがとうの花
最後の感動的なシーンで流れる音楽。少しペンタトニックな香り、ほんの少し神秘的な和音も聞かれ、とても良い。青春アニメ映画のクライマックス!


これからもアイカーツ!
エピローグ的なラストシーンの音楽。「アイカツ!はつづく!!」ってやつ。やっぱりこうでないと!


キラリ☆パーティ♪タイム
アイカツプラネット!のCDについて語る その1を参照してください。

『劇場版アイカツプラネット!』ボーカル&オリジナルサウンドトラック

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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more

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