アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-のCDについて語る その1

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【序文】
このブログは基本的にはクラシック音楽について語るブログだが、どうしても記しておきたいと思うに至ったものについては、ここに記録して残しておこう。2025年10月10日公開の映画「アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!」のCDについて語る記事である。アイカツ楽曲については以前からこのブログで熱く語っていて、その記事はAikatsuページにまとめてあり、2025年5月~10月でプリパラ全140話を視聴し、その使用楽曲について少しコメントしている記事はこちら。なお、前提として、僕はクラシック音楽オタクではあるがアニソンオタクでもないし、アニメオタクでもないと思っている。ネット上の他記事と内容かぶったらゴメンナサイ。あ、ネタバレ注意。

↑アイカツ関連記事のまとめページです。アイカツのフアンの皆様、ぜひこちらをご覧ください!

『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』ボーカル&サウンドトラックアルバム -アイカツ! ver.

[Disc1]
01 ハッピーチューニング
作詞:こだまさおり 作曲:本多友紀 (Arte Refact) 編曲:中野領太(agehasprings Party)
歌:るか、りえ、みき、真中らぁら (CV.茜屋日海夏)、南みれい (CV.芹澤優) 北条そふぃ (CV.久保田未夢)
02 START DASH SENSATION ~あかり&らぁら ver.~
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:石濱翔(MONACA)
歌:るか、真中らぁら (CV.茜屋日海夏)
03 チュチュ・バレリーナ ~スミレ&そふぃ&あろま ver.~
作詞:只野菜摘 作曲:石原理西 編曲:成瀬裕介(onetrap)
歌:もな、北条そふぃ(CV.久保田未夢)、黒須あろま (CV.牧野由依)
04 恋するみたいなキャラメリゼ 〜ここね&ニーナ&みかん&ガァルル ver.~
作詞:辻純更作曲・編曲:石濱翔(MONACA)
歌:えり、かな、白玉みかん(CV.渡部優衣)、ガァルル(CV.真田アサミ)
05 Chica X Chica ~凛&まどか&シオン ver.~
作詞:空谷泉身 作曲・編曲:成瀬裕介(onetrap)
歌:ななせ、かな、東堂シオン(CV.山北早紀)
06 lucky train! ~のの&リサ&ドロシー&レオナ ver.~
作詞:只野菜摘 作曲:中野領太 編曲:Integral Clover (agehasprings) 歌:みほ、ななせ、ドロシー・ウェスト (CV.澁谷梓希)、レオナ・ウェスト(CV.若井友希)
07 Passion flower ~ひびき&ふわり&ファルル ver.~
作詞:大塚ひとみ 作曲:中野領太 編曲:高橋浩一郎(onetrap)
歌:紫京院ひびき(CV.斎賀みつき)、緑風ふわり (CV.佐藤あずさ)、ファルル(CV.赤崎千夏)
08 ハッピーチューニング (Movie size)
歌:るか、りえ、みき、真中らぁら (CV.茜屋日海夏)、南みれい (CV.芹澤優)、 北条そふぃ (CV.久保田未夢)
09 ハッピーチューニング ~アイカツ! ver.~
歌:るか、りえ、みき
10 ハッピーチューニング ~プリパラ ver.~
歌:真中らぁら (CV. 茜屋日海夏)、南みれい (CV.芹澤優)、北条そふぃ (CV.久保田未夢)
11 ハッピーチューニング (off vocal)

[Disc2]
01 スターライト学園のアイドルたち
02 パラ宿のアイドルたち
03 出会いのキセキ!
04 未知のアイドル
05 みんなの事、教えて!
06 熱すぎるアイドルと最高のプリンス
07 グラシアス! ジーニアス
08 世界がめちゃくちゃ!
09 大問題
10 力を合わせて
11 一緒に歌おう
12 新チーム結成
13 プリティー崖登り
14 ショックな事実
15 青春!×友情
16 最高のライブを
17 空見て輝く
18 奇跡の出逢い

『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』ボーカルアルバム -プリパラ ver.-

01 プリティー×アクティビティ
作詞:松井洋平 作曲:石濱翔(MONACA) 編曲:酒井拓也(Arte Refact)
歌:るか、りえ、みき、真中らぁら (CV. 茜屋日海夏)、南みれい(CV. 芹澤優)、北条そふぃ(CV. 久保田未夢)
02 ま〜ぶる Make up a-ha-ha! ~みれい&ひなき ver.~
作詞:三重野瞳 作曲・編曲:山原一浩
歌:南みれい (CV. 芹澤優)、みき
03 コノウタトマレイヒ ~ふわり&のの&リサ ver.~
作詞:三重野瞳 作曲・編曲:山原一浩
歌:緑風ふわり (CV. 佐藤あずさ)、みほ、ななせ
04 純・アモーレ・愛 ~ひびき&珠璃 ver.~
作詞:三重野瞳 作曲・編曲:石塚玲依
歌:紫京院ひびき(CV. 斎賀みつき)、みほ
05 でび&えん☆ Reversible-Ring ~凛&まどか ver.~
作詞:三重野瞳 作曲・編曲:山原一浩
歌:ななせ、かな
06 Realize! ~あろま&みかん&ガァルル&みやび&ここね&ニーナ ver.~
作詞・作曲・編曲:板倉孝徳(Hifumi,inc.)
歌:黒須あろま(CV. 牧野由依)、白玉みかん(CV. 渡部優衣)、ガァルル(CV. 真田アサミ)、れみ、えり、かな
07 Make it! ~らぁら&あかり ver.~
作詞:森月キャス 作曲・編曲:渡辺徹
歌:真中らぁら(CV. 茜屋日海夏)、るか
06 プリティー×アクティビティ ~プリパラ ver.~
歌:真中らぁら(CV. 茜屋日海夏)、南みれい (CV. 芹澤優)、北条そふぃ (CV. 久保田未夢)
09 プリティー×アクティビティ ~アイカツ! ver.~
歌:るか、りえ、みき
10 プリティー×アクティビティ (Inst)

アイカツ!のあかりジェネレーションと、プリパラは両方とも2014年放送開始ということで、両者の10周年を記念したコラボ映画が実現。歌はもちろん、キャラクター同士の交流や色んな入れ替え/貸し借りの交換っこがあり、楽しい映画だった。CDでもあかりがかこしましてて、らぁらがキュートフラッシュしている。素敵なジャケットだ。



ハッピーチューニング
本作のメインテーマで、そらみルミナスが歌っている。作詞こだまさおり(アイカツ)、作曲本多友紀(プリパラ) 、編曲中野領太(アイカツ)とクリエイター陣もコラボ。こだまさんはアイカツ初期から楽曲を支えるもはやアイカツ精神の顕現たるお方、本多さんは僕の大好きなプリパラ曲シュガーレス×フレンドの作曲者で、中野さんは本作でも登場したあかりジェネレーションの曲を何曲か作っているという、盤石の布陣だ。音楽は一聴してわかる「プリパラ作曲、アイカツ編曲」、いかにもプリパラにありそうな曲がアイカツ曲っぽい仕上げで提供されているという印象。本多さんはプリパラのオープニング曲を手がけてはいないけれど、やはりi☆Risのオープニング曲たちは意識されているだろう、特にサビのラストのメロディー「ステージの上」は、Ready Smile!!の「トキメキのNeverland」と同じで、当時を思い出す人も多いのではないかしら。ステージの上はトキメキのネバーランドなんだね! なんならAメロの入り「決定的」はRealize!の入り「無口な」と同じだし(Make it!にも似ている)、それ以上にAメロ前のイントロなんかサウンドも進行も、もうパキる音が聞こえてきそうなほどにプリパラのオープニング感が強い。そういうプリパラ側が持ってきたMake it!的世界観を、アイカツ側が持ってきたSTART DASH SENSATION風の爽やかで上品な音色を取り入れて仕上げている。プリパラのオープニング曲たちはいつももう少し力強さが前面に出ていたが、ハッピーチューニングではリズミカルなオブリをなすストリングスといい中間部のA Thousand Milesのようなピアノといい、プリパラOP曲より少し大人びた音楽性をまとっており、ひとえに当時のアイカツ楽曲たちのそれである。特にサビは構造も、最後の方のドラムパターンなんかもSDS味が強い。アイカツ風インストとプリパラ風メロディーが最後にがっちりと手を取って走り切る、感動的な曲だ。関係ないけど、サビの最初のメロディーって「白い恋人達」のAメロっぽいよね。マジで関係ないけど。ともかく、素敵なメロディーだねってことです。冒頭や間奏は「出会いのキセキ」を象徴するかのような、スケール感もありながらちょっとマジカルな、そしてプレシャスな、とってもミラクルな音になっているのも良い。キセキのコラボが実現したことに感謝しよう。省略しちゃったけど、新曲2曲はアイカツver.とプリパラver.のそれぞれ3人歌唱版もあり、特にアイカツver.は、るか、りえ、みきの3人のますますパワーアップした歌がよりはっきりと聴けて、アイカツのフアンとしては本当に嬉しい。歌詞についてはきっとそこら中で語られているだろうからここでは割愛。「奇跡は今この手の中」って、映画観終わった後だとジーンと来るね!


START DASH SENSATION ~あかり&らぁら ver.~
アイカツ!のCDについて語る その22を参照してください。開始1曲目からこれってのが熱い。色々わからない状況で、みんな「なんでこの二人で歌ってるの?」ってなるのも作中のキャラと同じ感想で。スッと作品に入り込める。らぁらの真っ直ぐで高い声はあかりともよくマッチ。あまりこの曲の歌詞を新しい文脈で読むことなかったけど、「はじまる夢とはじめるキセキ わたしを待っている」って、この映画のことみたいで、それこそ良いOP曲代わりですね!


チュチュ・バレリーナ ~スミレ&そふぃ&あろま ver.~
アイカツ!のCDについて語る その19を参照してください。スミレはもなが担当。アイカツ知らないプリパラ勢は歌唱担当制の諸々に戸惑うかもしれない、が、声優が歌うのとはまた違う良さもあるよね。声優と歌手が違うのって往年のミュージカル映画やオペラ映画のようで僕は好き(実際はもっと別の理由で違うんだろうけど)。それはともかくこのバージョンはあろまが良い味出してる。映像もそうだけどね! あとトリコロールのとこでまた触れてるのでそのまま読み進めてください。


恋するみたいなキャラメリゼ ~ここね&ニーナ&みかん&ガァルル ver.~
アイカツ!のCDについて語る その20を参照してください。流れとはいえファルルに絡んでいくニーナは笑ったわ、アイカツにおける数少ない語尾担当、さすがやで。ファルル、しっかり「やで」を学ぶでちゅよ。それはともかく、ニーナのキャラメリゼが聴けるなんて嬉しい限りだ。ニーナ、しれっとソロで歌ってもええんやで。えり&かなは俺得、みかんもこの曲は似合ってて超かわいいし、そしてわが愛しのガァルルもと来れば、何も言うことない。最高! となるとですね……みやび、ここね、ニーナでアメイジング・キャッスル歌っちゃったりする? 熱いぜ!! 当然3人の中心はここね(だよねー)、ではなく、アロマゲドンよろしくあまふわなでしこは脇を固め、センターはニーナだ。ニーナの咆哮だ、おもちゃボックスひっくり返してやでー!!


ChicaxChica ~凛&まどか&シオン ver.~
アイカツ!のCDについて語る その21を参照してください。←これ珍しく良いこと書いてるので、読んでね。この曲は珠璃outシオンinの構成も全く問題なし、前途洋々、順風満帆! とかふざけて書いていたら思い出したけどシオンって「勇気凛々元気溌剌、興味津々意気揚々!」歌ったら面白そうだね。それはさておき、シオンが濃厚でまど凛とのギャップがすごい。こういうのは声優の力を感じる。まあ声優だから云々ではないとしても、プリパラ見てたときもレオナのかわいい歌声の直後にシオンが野太い声で歌い出すの聴くとさすが神に選ばれた人と父性の芽生える人ではギャップあるなあって笑っちゃってたけど、このバージョンもそういうとこある。でもまあ世界観の差こそあれ、本質的には原曲バニチリと同じだわね。歌はもちろん踊りもキレキレでかっこよかった。思うままに踊れよ!


lucky train! ~のの&リサ&ドロシー&レオナ ver.~
アイカツ!のCDについて語る その22を参照してください。これは良い組み合わせだなあ。アイカツ作中でもトップオブトップクラスのセクシーさを誇るののリサ相手でも、自称セクシーのドロシーと真正セクシーのレオナなら勝負になるね! と冗談めいて言うのも憚られるような、ドロシー渾身の「磨きつづけてくの」が、聴いてもらえればわかるけどガチなセクシーで昇天。ずるいなあマジで。あと「昨日けんかしたあの子とも偶然また会っちゃうかも」をドロシーが歌うのなんか、マジでお前はそうなんだよなって感じだし、「乗り継ぎ自由にはばたけるそのハート」をレオナが歌うのもね、君のハートはマジで乗り継ぎ自由だよね、って。ね。良いと思います。ただしCDにはドロシーのあの掛け声は入ってません!


Passion flowe~ひびき&ふわり&ファルル ver.~
アイカツ!のCDについて語る その18を参照してください。なるほどの世界観、ステージは花びらがこれでもかと舞い豪華絢爛、3人とも素敵だ。が、この選曲については映画見て家帰ってから妻(ひびき推し)と激論を交わす。妻いわく、この音域ではひびきさんが活きないと。僕は「あー、ひびきさんのVoもっと上げても良かったよね」と適当に返したんだけど、いや他に何か曲があるはずだと選曲会議に突入。僕はハローニューワールドかなーとか、妻は色々出してああでもないこうでもないして「もうダイヤモンドハッピーしかない」とか暴論を吐いていたが(笑) 確かに音域低いし、珠璃とのデュエットが熱かっただけにトリコロールでも珠璃曲かと思うと(交換も最適解ではあるが)「またか」という思いもなくはない。あと個人的にはゴリゴリにフランスを打ち出しながらスペインなのもなんかなとは思ったかな、そのちぐはぐを許すのがプリパラだとしても、ね。議論の末、チュチュバレをトリコロールに渡し(ファルルのチュチュバレ聴きたいでちゅ)、スミレちゃんたちにはタルト・タタンを歌ってもらう、で決着。あろまは赤くて甘いリンゴ似合うし。そふぃもほら、お父さんうっかりリンゴ植えてるかもしれないし。ぱわふるりんーご。あ、あの、妄想ですからね、「Passion flower」が正解だろ!とか、その通りなのであんま深くツッコまないでね……。


スターライト学園のアイドルたち
伴奏のリズムがアイカツ初期BGM「毎日がアイドル活動」っぽい。シンコペーションやキレイめなピアノの音も、アイカツのイメージってこんな感じですって、わかるなあ(笑)
パラ宿のアイドルたち
プリパラの劇伴には詳しくない(なんならアイカツも劇伴はさほど詳しくない)けど、フルートがテーマを奏でるのは大変にプリパラっぽがさある。
出会いのキセキ!
アイカツのフィッティング音楽「芸能人はカードが命」のストリングスと、プリパラのコーデチェンジのときのコーラス、特徴的な2つの空間転送時の音楽が。最後にもっとしっかり混ざったのが流れますね。熱い。
未知のアイドル
アイカツ的なリズムパターンとして意識して敏感になってしまうと色々考えてしまうが、違うかもしれないので深く考えない。
みんなの事、教えて!

誰のこと紹介してるか、映画見なくてもわかる人たちが何人かいて面白いなあ。クラシック音楽フアンとしては、今回はチェンバロではなくクラヴサンと言わねばならない。
熱すぎるアイドルと最高のプリンス

一番面白いシーン。
グラシアス! ジーニアス

一番面白いシーン。
世界がめちゃくちゃ!

チャイコフスキーの「金平糖の精の踊り」みたいだね。ダブルリードも活躍。
大問題

これもチャイコフスキーっぽいな。前に書いたけど、チャイコフスキーはアイカツ見るよねって話
力を合わせて

僕はそんなに詳しくないけど、今回もサブキャラとかモブとか、相当こだわって出演させたんじゃない?
一緒に歌おう

今回の劇伴は弦のトレモロ多くて素敵だね、主題歌にも通じるし。
新チーム結成

そらみルミナス、関マゲドン、そうすると、バニラチリドレッシングか、ドロシーが文句言いそうだな、ドレッシングペッパーにするか。バニチリはトリコロールと組ませてカツパラ歌劇団にした方がいいかな。ドロシーが文句言いそうだな。
プリティー崖登り

アイカツ的事象にはアイカツ風音楽を意識しているのだろうか。コード進行とか、リズムとか、音色とか、それっぽさはあるね。「新たなオファー」とか思い出す。
ショックな事実

織姫学園長は大活躍の一方で大神田校長は出なかったな。別にそれがショックな事実ではないけど……。
青春!×友情

良い曲。ギターとピアノ重ねるのいいね。
最高のライブを

カッコいい。
空見て輝く

音が鳴った瞬間に両方を想起させるのは難しそうだが「芸能人はカードが命」のストリングスはわかりやすいし、アイカツの方はその弦だけで始まるので、ブラスや女声が重なると途端にプリパラっぽさが出る。こういうのもやり過ぎると気色悪いけど、案外他のトラックにそういうマッシュアップみたいなのがなかったし、この場面でここぞとばかりにやってもらうのは嬉しい。最後の「アイカツプリパラ!」もそう。ダメ押しなくらい、それが良い。
奇跡の出逢い

美しい音楽、感動的だ。本編の内容、というか解決方法についてはプリパラ見終わったばかりなので、例の方式で解決に至るんだろうなという予想は付いていたが、むしろステージが予想を遥かに超える凄いものだったのでオケオケオッケー。


プリティ×アクティビティ
本作のエンディングテーマで、こちらもそらみルミナスが歌っている。作詞松井洋平(プリパラ)、作曲石濱翔(アイカツ)、編曲酒井拓也(プリパラ)。すごい歌詞だ。きっと色んな人が語っているでしょう、よって割愛。当時遊んでいた、見ていた子たちが10年経って映画を見にきましたというお客さんも多かった気がするし、そういう人たちに刺さる歌詞だと思う。Pa-Pa-Ra Make it, Now!、Du-Du-Wa DO IT, Now!!っての、良いねえ! もちろん音楽も熱い。ストリングスのトレモロから入るのはハッピーチューニングとの呼応で熱いけども、何が熱いかって、ファンク調なのがね……涙ちょちょ切れるでしょう。おそらくプリパラのファンがエンディングの映像でマスコットが踊っているのを見ただけで涙しただろうし(あとは後日談の絵が超良かったよね)、同様にアイカツのフアンはファンキーでディスコっぽいエンディングテーマで泣ける体になっているのだ。それも今回はどちらかというと、カレンダーガールよりもオリジナルスター☆彡っぽくてね、転調もするし。これはあかりちゃん(特にあかジェネ編がスタートする前のあかりちゃん)にとって大変重要な曲でもある。そういうのを思い出させてくれる。「新しく始めたい」はまさしく「オーリジナルスター」の部分のメロディーに似ているし、「いろんな色の光」はSTART DASH SENSATIONの「立ち止まらないよ」のメロディー。入学したてのあかりから、成長したあかりまで、10年経ったなと感慨深くなる。その分の成長や大人っぽさが曲に反映されているようなオシャレさがあるのもさすが石濱さん。バチバチ鳴らすベースはlucky train!も思い出す。編曲の酒井さんはプリパラ曲の編曲を多数手がけていて、今調べたら新潟出身だわ、僕もです!オッオー俺たちの誇り新潟ー!しかも割と年近いな、僕の弟と同い年だ。子どもの頃から「宝石みのわ」の歌で育てば、アイドルの輝きもわかるというものです(適当です)。彼の音楽の特徴云々と語るほど僕は詳しくないけど、確かに石濱さんのアイカツ曲にはあまりなさそうな、あるいはMONACAでは聴かない感じの仕上がり。インストのときにできる間とか、ストリングスの音色とか、全体のバランスとか、プリパラっぽいよね。あとこの曲ファンキーだけどブラス入ってないのね、その辺を考慮してストリングスが分厚いのかしら。ブラスが入るとこの曲調だとなおさら、あかジェネではなくていちご世代っぽさが出るかも。それでも多分、劇場で聴く分には(特に初聴きでは)アイカツ感が強く、音楽がアイカツ、映像(の踊り)がプリパラって印象だった。繰り返し見たらまた違って感じるかもしれないね。


ま〜ぶる Make up a-ha-ha! ~みれい&ひなき ver.~
曲についてはこちら。本作一番の衝撃映像。これを見るために再び映画館を訪れなければならない。みきの歌もいっそう可愛さを増しているようだ。できればグランドシネマサンシャインの最前列のフラットシートで、大画面を見上げるようにして鑑賞したい。なんか音源だけ聴いてたら精神衛生上よくない気がする、うおー、早く見たい。以上。


コノウタトマレイヒ ~ふわり&のの&リサ ver.~
曲についてはこちら。これほど自然な組み合わせもない、というかよくこんな都合よく合わせられる人選ができたなと、謎の層の厚みを感じる。背景にジャガイモ山積みは笑ったわ。そのうちアリシア様も歌いましょうね、チーズフォンデュ好きだから。


純・アモーレ・愛 ~ひびき&珠璃 ver.~
曲についてはこちら。本作一番の衝撃映像(本日二度目)、歌に至るまでの流れもめちゃ面白かったね。まあ珠璃ちゃんは天才だしな。紅よりも紅い華、紅林!珠璃!タタタン! 劇場で聴いたときに、Bメロこんなにカスタネット入ってたっけと思って、帰って聴いたら元から入ってたんだけど、珠璃のために新しく入れたのかと思ったほどだ。上述の通り僕の妻はひびき推し、僕はあかジェネでは珠璃推しですので、我々は大満足であった。妻も良い音響でこれを聴けて感激していた。オーケストラはシネマに合う、こういう利点は大きい。珠璃はアニメでは変な動きの多いキャラだが、珠璃の歌唱担当みほは至極まっとうな女性ヴォーカルとしての魅力たっぷりの歌手なので、ここではしっかりと「娘役」としてよきパートナーを演じている。ひびきさんは言うまでもないが、みほの低音、やばいなあ!シビれる〜!これが本当のセクシーだぞドロシー!


でび&えん☆ Reversible-Ring ~凛&まどか ver.~
曲についてはこちら。これも良かったなあ、眼福眼福。プリパラ楽曲記事でも書いたけど、この曲大好きなので大満足。かな、ますますまどちゃんの歌い方に磨きがかかっていく。すごい。2022年にブログで「かなは再録したらもっとまどかちゃんに近づけられるはず」というようなことを書いているが(記事はこちら)、本当にそうなってきて心から感激である。仙台オケカツのときもそうだったけどね。これ2026年3月のライブはツーデイズだそうじゃないですか。エンディングの素晴らしい絵のことも考えますと、これは、両パターンいけるってことだな!! あ、勝手な妄想ですよ。でもオタクの妄想がキセキ的に実現してるみたいな映画だしな、いけるいける。何でもできるななせ!頼みます!!


Realize! あろま&みかん&ガァルル&みやび&ここね&ニーナ ver.
曲についてはこちら。関マゲドンバージョン。なんだよ関マゲドンって。関西を関と略すなよ、関ジャニかな? ガァルマゲドンがこの曲歌うの、プリパラのファン、特にガァルマゲドンのファンには熱いんじゃないか。僕はガァルル保護者目線(つまりユニコン目線でちゅ)なので「無口なハート開いたら」って聴いた瞬間に目頭が熱くなるが、僕よりずっと思い入れの深い深い人は多かろう。上のキャラメリゼのとこでも書いた通り、みやび&ここね&ニーナの京阪神トリオはまだ何か可能性があるので期待して良いんでしょう。みやびの歌唱担当れみさんは育児中ですが、プリパラ的には赤ちゃんの育児を頑張った者は神アイドルに近づくので、れみさんは神コーデゲットできますね、二児の父である僕(スタイリッシュでタフなクラシック音楽オタク界の神アイドル)が言うので間違いありません! そして忘れてないぞ、ユウちゃんも出てたもんな、4人でアラウンド・ザ・プリパランド!歌ってね!! プリズムナビゲーターなんて、一番プリティーシリーズっぽい名前だもんなあ!


Make it! らぁら&あかり ver.
曲についてはこちらSTART DASH SENSATIONもMake it!も、この二人バージョンで何の違和感もない。「Make up! 憧れのままじゃイヤだから」をあかりが歌うのも、良いですね。らぁらもあかりも似たようなタイプのまっすぐ主人公だから、歌い分け以上にユニゾンでガンガン二人で歌うのが気持ちいい。この曲だとなおさらそんなところに魅力を感じる。


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Author: funapee(Twitter)
都内在住のクラシック音楽ファンです。コーヒーとお酒が好きな二児の父。趣味は音源収集とコンサートに行くこと、ときどきピアノ、シンセサイザー、ドラム演奏、作曲・編曲など。詳しくは→more

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